保存療法の基本(7)牽引療法

投稿日:2013.12.18

藤沢市カルカル接骨院 (整骨院) のブログです。

 

「けん引療法」の歴史は古く、古代ギリシャのヒポクラテスが骨折や脱臼の整復に用いたのが始まりだそうです。「けん引療法」とは、専門の器具で頚椎を引き延ばす治療法です。骨折、筋スパズム、関節変形、拘縮(こうしゅく)などの治療に用いられますが、一般的に神経症状がある場合に用いられていることが多いです。

また、「けん引療法」は、頚椎、腰椎などの脊椎症や椎間板ヘルニアのほか、脊椎に起因する症状の軽減を図ることができます。

 

身体のある部分に引く力を加えることにより、狭くなった背骨の隙間を広げて、椎間板の圧力を減少させて、神経圧迫を除き、手足の痛みやしびれを緩和する働きがあります。

「けん引療法」は、「持続けん引」と「間欠けん引」に大きく分けられます。「持続けん引」は、背骨を安定した状態に保つ目的のもので、入院しその病室で行われます。

一方、首や腰が痛む人に広く行われているのは「間欠けん引」です。こちらは外来で1回15分ほど、秒単位でけん引と休止を交互に行います。

 

例えば、頚椎のけん引は、首をやや前に傾け斜め前方に引っ張ることで、神経の圧迫を軽減させます。肩こりの原因が骨の間隔のせまさから来ている場合には、神経根の圧迫を除去し、また間隔を広げる効果があります。また、けん引をすることで、肩の周囲の筋肉の緊張を緩和する働きもあり、肩こりが改善する場合もあります。軽いヘルニアの場合に、よく「けん引療法」が用いられます。

 

腰椎のけん引の場合は、ひざを軽く曲げた姿勢で、骨盤にベルトをまき、機械的に引っ張ります。ただし、ぎっくり腰のようなものは、かえって炎症をおこしてしまいますので用いられません。腰椎椎間板ヘルニアや、骨の間隔がせまくなる病態のときに効果があります。

 

「けん引療法」に用いられるのは、現在はほとんどが「電動けん引」です。これは「持続けん引」「間欠けん引」の選択ができます。他に、重錐の重力を利用した持続けん引を行う「重錐けん引」や、体重を利用して斜面の角度でけん引力を調節し持続けん引を行う「自重けん引」などがあります。

 

「けん引療法」は、整形外科などの病院だけでなく、接骨院や整骨院でも受けることができます。

 

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